2020/09/13 03:20

当店スリッパをご愛顧いただきありがとうございます。(^^♪

Woolwear初ブログということで、今日はウールがどういう風に作られているか簡単に説明いたします。

実はウール素材について詳しい知識がなく、なんとなく上質な素材としか思ってなかったです。
実際にあるきっかけでウールスリッパをロシアから仕入れ始めてウール素材の快適さと万能さに関心。
ウールについて興味を持ち始めたので少し調べてみました。

フェルト製の家ってご存知でしょうか。
モンゴルの家はフェルトで出来ており、モンゴルの印象として挙げられる伝統的な家、“ゲル”。
北アジア、中央アジア、西アジアの遊牧民のテントはモンゴルのゲルに代表されるように、フェルトで作られているものが多いそうです。

フェルトとは、ヒツジやラクダなどの動物の毛を圧縮してシート状にした繊維品の総称。
よく、100円ショップとかでフェルト生地売ってるけれど、よく見るとポリエステル素材だったりします。
でも本来のフェルトは動物の毛からできているもで素材の質感が厚くしっかりしていることが実感できます。

フェルト製作には、羊毛の山をよくしなる杖で念入りに叩いて膨らませる。
繊維には粗いうろこ状の結節があるので、叩くうちにもつれ合い、やがて軽い屑綿のようになる。
これを50cm位の厚さにして筵(藁のような敷物)の上に広げ、乳漿(ホエイ)を散布する。

この敷物の両側に男女数人ずつが向かい合って並び、両側から一本の棒杭を芯にして捲いたり戻したりしながら、
筵ともども固く巻き込む。これが終わると、馬毛の編索(ロープ)でぐるぐると縛り上げ、さらに両端にはしっかりと綱をかける。
とても手間暇かけられている事が分かります。。


そしてウールには羊毛のクラス分けがあり、高品質で羊毛ブランドの代表よく日本でも知られていて販売されているのがメリノウール。・・・・日本に輸入されたウール衣料品が高価格なわけです。。。
←メリノ種

当店のウールは、メリノではないけれどメリノと同等クラスの高品質ロシアンウール100%から出来ております。
ブランド種の素材でないため、その分、販売価格もリーゾナブルで提供できるのはこれが大きいです。

まだまだ日中は暑い日が続きますが、朝晩は少し肌寒く、寒暖差が出てきました。
足元だけでも暖かくして季節風邪にならないようにしようと思います!
皆様も季節変りの体調管理にお気を付けくださいませ。
それでは!